
Q.現在の業務内容は? 理想の暮らしを叶えるお手伝いをしています。
マンション販売営業職の仕事は、マンションギャラリーに来場されたお客さまへの物件説明からスタートします。間取りや設備、周辺環境、価格などを説明しながら、お客さまの家族構成やライフスタイル、希望条件などをお聞きします。同じマンションの同タイプの間取りであっても、オプションによって雰囲気や暮らし方が変わります。ローンや資金計画も含めて、お客さまの理想に寄り添うプランを考え、提案することが営業の本質です。お客さまが希望されるオプションの内容によっては、設計部門や工事部門と連携して対応することもあります。まとめると、「お客さまの理想の暮らしを叶える」お手伝いをすることだと考えています。
Q.穴吹工務店を選んだ理由は? 社員の人柄です。
元々、不動産デベロッパーに興味があり、その候補の一つとして穴吹工務店がありました。入社を決めた最大の理由は「社員の人柄」です。採用担当の方の人柄も好印象だったのですが、どの会社も採用担当は人当たりのいい方が多い印象があります。でも穴吹工務店は、採用活動を通じて出会ったどんな部署の方も、ひと言で表すなら「おだやか」。これは社風とみて間違いないということが、学生の私にもわかりました。また、営業成績に応じたインセンティブ制度がない(ノルマや個人目標がない)ことも、もう一つの決め手です。個人プレーに走るのではなく、チーム全体で協力し合うことがお客さまにとっての最善につながるという考え方に共感しました。純粋にお客さまに貢献できる環境は、私に合っていると思いました。

Q.あなたが思うマンション販売営業職のやりがいは? お客さまからの信頼を実感できることです。
マンション販売営業職の仕事においてやりがいを感じるのは、お客さまからの信頼を実感できたときです。月並みかもしれませんが、「ありがとう」という感謝の言葉をいただくと本当に嬉しいですし、「あなただから買ったよ」と言われたときは、この仕事を選んで良かったと心から思います。大多数のお客さまは、他社の物件や戸建てなどと比較しながら検討されています。迷っている気持ちは、私にも伝わっています。その中で、こちらからの説明や提案を通じて心が動き、納得していただけたことを感じられたときは、マンション販売営業職としての醍醐味を味わえる瞬間です。お客さまに「納得」していただけること。私たちは、そこを目指して言葉を変え、ツールを変えながら提案しているのだと思います。
Q.仕事で大切にしていることは? まず、お客さまの話を聞くことです。
こちらから話をしてどんどん商談を進めるのではなく、まずはお客さまの話をよく聞くことを心がけています。価値観やライフスタイル、食べ物の好みや休日の過ごし方、お風呂の使用頻度など、お客さまの特性を理解できるまで、できるだけ詳しくヒアリングしています。その情報を元に、次の打ち合わせまでにしっかり準備をします。また、私の場合はお客さまの立場に立つことを徹底していて、例えばお客さまの通勤時間に合わせて、渋滞の具合や雨の日の状況を現場まで確認しにいくこともあります。根拠を持って話すと言葉に力が宿りますし、相手からの信頼につながります。それと、絶対に理解してもらいたいポイントについては、言葉を変えて何度も伝えることが重要です。


Q.これまでの仕事で1番嬉しかったことは? 私を信頼してもらえたことです。
やりがいの話とも重なりますが、やはり「あなたを信頼してこの物件に決めたよ」と言ってもらえることが一番嬉しいですね。会社の皆で一生懸命つくってきた物件を気に入ってもらえたこと、しかも私という「個人」を信頼してもらえたことで、何重もの喜びがあります。お客さまとの信頼関係は入居後も続くことが多く、なにかとご相談やご連絡をいただきます。中には、ご家族やご友人を紹介していただくこともあり、つながっていくご縁に感謝しています。
Q.これまでの仕事で1番悔しかったことは? 検討物件をお断りされたことです。
お客さまからお断りされる瞬間、これだけは何年経っても悔しいですね。お客さまに対して悔しさがあるのではなくて、自分に対しての悔しさでしょうか。穴吹工務店の物件は、お客さまにとっての最善の選択だと信じているので、自分の提案力のなさや説明不足で次善の物件を選ばせてしまったかもしれないことを悔やんでいます。あの部分の説明が足りなかったのではないか、ここの良さを納得いただけてなかったかもしれない、言葉の選び方を間違えたかもしれないなど、反省すべきことに向き合って、次へ生かすようにしています。

Q.入社後に成長したと感じるところは? 他者の役に立ちたいと思えるようなりました。
他者に与えたい、つまり他者の役に立ちたいと自然に思えるようになったことです。以前は受け身の姿勢だったのですが、仲間のために動いたり、後輩の成長を思っての言動が当たり前にできるようになりました。ここは、自分でも成長したと感じています。仕事については、行動する前に深く考え、最大限の準備をする習慣が身につきました。以前は考えるより先に体が動くタイプで、先輩からも指導されていました。結局、事前の準備がおろそかだと、お客さまの心を動かすことはできません。自分が購入するつもりで提案内容を見直し、落とし所の見当をつけて話のフローを考えておく。こういう準備ができるようになると、どんどん仕事がおもしろくなります。
Q.これからチャレンジしたいことは? 開発の仕事に挑戦したいです。
私は元々、土地や建物の開発に興味があり、入社時にもその希望を伝えていました。その際、「エンドユーザーであるお客さまのことを深く知ることが、将来の開発の仕事に必ず生きる」とアドバイスを受け、マンション販売営業職からスタートしたという経緯があります。実際にお客さまと向き合うなかで、どんな住まいが求められているのか、どんな暮らし方に価値を感じているのかを肌で感じることができました。今後は開発営業職の仕事にも挑戦し、商業施設の企画や不動産の新しい活用を通じて、街づくりに関わっていきたいと考えています。その時には、マンション販売営業職を通して培った「お客さまの立場で考える力」が私の強みになると思っています。

Q.他社とはどんなところが違う? チームで動く文化が根づいています。
穴吹工務店のマンション販売営業職の大きな特徴は、「チームで動く文化」が根づいていることです。個人にインセンティブがない(ノルマや個人目標がない)ため、成績を競い合うよりも、チーム全体で目標を達成しようという意識が強く、社員同士が情報を共有し、協力し合うことが当たり前になっています。また、自社一貫体制により、設計部門や施工部門と密に連携できるのも強みです。他部署のメンバーから多角的な意見やアドバイスをもらえるため、お客さまに対して、より質の高い提案が可能になります。私もまだ経験が浅かった時期は、こうした環境に何度も助けられました。
S.Iさんの1DAY スケジュール(例)
※上記の内容はすべて取材当時(2025年5月)の情報になりますのでご了承ください。