建築施工管理職の仕事

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K.K

建設本部 北信工事部 長野工事課
2022年入社/4年目

Q.現在の業務内容は? マンション建設における全工程を統括します。

建築施工管理職の主な業務は、マンション建設における全工程を統括し、安全かつ計画どおりに工事を推進することです。現場では、専門技術を持っている協力業者さまを束ねて、プロジェクト全体を予定どおりに進行させます。現場の規模に応じて建築施工管理職の人数は違いますが、「作業所長」の指揮のもとで数人の建築施工管理職がチームとして業務を分担することが多いです。業務の中心は、安全管理、工程管理、品質管理、原価管理、そして環境管理の「5大管理」。若手社員は安全管理から始めて、専門知識を学び、実務経験を積んでいきます。キャリアアップのためには資格の取得や、図面作成の能力を求められるので、私も一つずつ学んでいます。

Q.穴吹工務店を選んだ理由は? 風通しの良い社風と人間関係の良さです。

正直に言えば、最初はスーパーゼネコンを志望していました。でも就職活動を進める中で上下関係の厳しさを感じたこと、そして大規模な組織では、自分が経験できる仕事の範囲が限定されることがわかりました。そこで、もっと建築に関わるさまざまな業務に幅広く関われる会社を探している中で出会ったのが自社一貫体制の穴吹工務店です。インターンシップや現場の見学会に参加する中で、風通しの良い社風や人間関係の良さを感じて、どんどん興味が高まりました。決め手となったのは、オンライン座談会です。全国各地の現場で働く先輩社員の生の声を聞くことができて、フランクに話せる雰囲気や、職場の明るい雰囲気に魅力を感じて入社を決めました。

Q.あなたが思う建築施工管理職のやりがいは? 建物が完成した時の達成感と感動です。

何もない土地から建物が形になっていく過程に携われること、そして見上げるほど大きな建物が完成した時の感動が大きなやりがいです。最初は作業所長の指示のもとで、やみくもに働いていましたが、少しずつ責任のある仕事を任せてもらえるようになると、自分が現場を動かしている実感を得られるようになります。そうなってくると、どんどん仕事がおもしろくなってきます。とはいえ、現状で私に任されているのは、工事全体のほんの一部にすぎません。まだまだ関わっていけることがたくさん残っているので、もっともっと大きな達成感を得られるのではないかと楽しみにしています。

Q.仕事で大切にしていることは? 疑問点をそのままにしないことです。

仕事をする上で一番大切にしているのは、「疑問点をそのままにしない」ことです。わからないことがあれば、すぐに先輩に聞き、その後で一歩踏み込んで調べるようにしています。同じ目的の作業にも複数の方法があることも多いので、しっかり調べることは大事だなと思います。それから、常に周りをよく見ることも成長につながると感じています。先輩たちの仕事ぶりを観察していると、「あ、こういうところに気をつけるのか」とか「こうやって協力業者さまに伝えるんだな」と気づきます。学校で学んだ知識だけではなかなかうまくいかないので、先輩や協力業者さまたちからいろいろなノウハウを吸収しています。

Q.これまでの仕事で1番嬉しかったことは? 最初の現場での感動が忘れられません。

今までで一番印象に残っているのは、最初の現場です。私が対応したことといえば、品質管理の写真を撮ったり、安全管理に関わったり、ほんの少しだけでしたが、工事が終わり、建物の周りの足場が全部外されて、マンションの全体像が初めて見えた瞬間、自分が感動して興奮していることを感じました。「喜びがこみ上げる」というのは、こういうことなのか!と思いました。あの時は誰かと感動を分かち合いたくて、先輩を誘って一緒に飲みに行きました。

Q.これまでの仕事で1番悔しかったことは? 実力不足を感じたことです。

悔しかったのは、入社したばかりの頃、まだ知識も経験も浅くて、協力業者さまに相手にされなかったことです。私に聞いても要領を得ないので、私を飛ばして先輩や上司と話を進めます。というのも、協力業者さまたちはとても効率を重視します。だから打ち合わせをする際に解決策を持っている人と話したがるのは当然です。あの時の悔しさは、仕事を学んでいくモチベーションの一つになりましたね。その後、同じ協力業者さまから「あなたの指示なら安心」と言われたときは、努力を認められた気がして嬉しかったです。

Q.入社後に成長したと感じるところは? 任されることが増えてきました。

自分の成長を感じるのは、任せてもらえる仕事の範囲が広がっていくときです。最初は安全管理からスタートして、工程管理の一部や図面の作成など、任されることが増えると自信にもつながります。最近、一番成長を感じたのは、最上階の図面を描かせてもらったことです。これまで外構の図面を描いたことはありましたが、本体に関わる図面は初めての経験。なかなかうまく描けなくて、仲のいい協力業者さまから「図面はいつできる?」とからかわれたりもしましたが、先輩が私の現場の仕事を引き受け、図面に割く時間をつくってくれて、どうにか描き上げました。自分で図面を描くと、「なにをするべきか」の解像度が高まって、協力業者さまへの指示がすごく具体的になります。これを積み重ねることで、施工管理の能力も高まるのだなと思いました。

Q.これからチャレンジしたいことは? ゆくゆくは作業所長を目指します。

現在の目標は、もっと多くのフェーズに関われるようになることです。図面についても、これからは基準階や1階部分、それから内装の図面も描けるようになりたいし、工程管理のスキルも磨きたいと思っています。工程管理の範囲はとても広くて、建物そのものだけではなく、配電や配管、設備など、まるごと管理できるようになるには、かなりの知識が必要になります。その先には、コストに関わる管理も待っていますから本当に先の長い話です。それでも、ゆくゆくは現場のすべての業務を理解し、最終的には作業所長のような責任のある立場を目指します。

Q.他社とはどんなところが違う? やっぱり人間関係と社風です。

私は他社のことはわかりませんが、穴吹工務店の良さだと感じているのは「人」と「社風」です。現場では厳格に仕事をしますが、事務所に戻ってくると一気に緊張がほどけて、上下関係がフランクになります。なんでも話しやすいし、雑談で笑い合うこともあるし、悩んでいると様子を察して先輩たちから声をかけてくれます。また、自社一貫体制の良さも感じますね。マンション販売営業職の人や開発営業職の人とも、普段からコミュニケーションを取りながら仕事を進めているので、困ったことがあったら、みんなで助け合おう!という文化が、自然と根づいていると感じます。何かあった時のお客さまへの対応も早いので、そこが強みになっていると思います。

K.Kさんの1DAY スケジュール(例)

7:45
出勤
8:00
朝礼
9:00
現場巡回、メールチェック、図面作成など
12:00
昼食
13:00
昼礼
工程打ち合わせ、資材発注業務、進捗確認など
17:00
夕礼
図面・書類作成
19:30
退勤
※退勤時間は工程の状況によって前後します。

※上記の内容はすべて取材当時(2025年5月)の情報になりますのでご了承ください。