プロジェクトストーリー PROJECT
STORY

01

ザ・サーパスタワー
新潟万代シテイ

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ザ・サーパスタワー新潟万代シテイ

「ザ・サーパス」
第1号プロジェクト
ザ・サーパスタワー新潟万代シテイプロジェクト

新潟市内中心部の万代エリアにて、2025年3月に竣工。当時の穴吹工務店として最多戸数となる20階建て329戸のタワーマンションです。立地、敷地面積(約1,377坪)とも好条件が重なったことから、新しいブランド「ザ・サーパス」の第1号として、ワンランク上の仕様を備える物件となりました。

Project member

開発営業職

S.O

2024年入社

D.Y

1994年入社

設計職

W.S

1996年入社

建築施工管理職

T.A

2018年入社

A.N

1995年入社

マンション販売営業職

S.O

2024年入社

H.K

1996年入社

ザ・サーパスタワー新潟万代シテイ プロジェクトストーリー01
CHAPTER 01

開発について

好条件の土地取得から始まった
プロジェクト

新潟市内の中心部である万代エリアで、約1,377坪の土地を取得したことを起点に、開発部門が事業全体の企画・推進を担いました。過去に例のない規模の案件であり、「ザ・サーパス」ブランドを立ち上げる重要なプロジェクトになりました。

開発D.Y

新潟駅から近く、市内の中心部である万代エリアで約1,377坪という広大な土地が入札になるという情報をキャッチしました。これ以上の立地は、この先に出会えないかもしれないと思える好条件。会社としても「絶対に取得したい」という強い意志を持って入札に臨み、無事に取得することができました。約1,377坪という広大な敷地はいくらでも可能性を広げることができ、自由度が高かったため、どのように開発を進めていくのか設計部門と緊密に連携する必要がありました。最高の価値を生み出すためのプランをつくりあげるため、さまざまな検討を行いました。

設計W.S

どのくらいか覚えていないほど、何パターンもシミュレーションを重ねました。その中で、「現状のサーパスブランドよりもワンランク上のマンションを目指す」というコンセプトが固まりました。

開発D.Y

最初から「ザ・サーパス」を想定していたわけではなく、土地を取得して開発の構想を練っていく中で、これまでの穴吹工務店のマンションをさらに昇華させた新ブランド「ザ・サーパス」の第1号となることが決まっていきました。これにより、単なるマンション建設ではなく、新たなブランドイメージを創造するという大きな使命を帯びることになりました。

開発S.O

私はキャリア入社でプロジェクトの途中から参加しましたが、これほど大きなプロジェクトに関わることができて幸運でした。自分の地元が新潟ということもあり、絶対に成功させたいと意気込みました。テナント誘致に携わることができたので、「この場所の価値を高めるようなテナントを」という思いを持って全国チェーンだけでなく、地元企業にも声をかけています。

開発D.Y

まだプロジェクトがすべて終わったわけではないので安堵はできませんが、これまで6年間、社内の各部署からのサポートがあったからこそ、ここまで形にできたと感謝しています。

CHAPTER 02

設計について

異例となる4社体制で
新ブランドの核となる部分を構築

「ザ・サーパス」という新しいブランドの価値を、具体的な建築デザインとして形にする役割を担ったのが設計部門です。会社のフラッグシップとなる建物を創り上げるため、前例のない体制で設計に臨みました。

設計W.S

穴吹工務店としては当時の最多戸数となる329戸のタワーマンション、それも新ブランド「ザ・サーパス」のフラッグシップとなる建物をつくるという大事業。ワンランク上の仕様をゼロから構築するにあたり、異例となる4社体制で設計・デザインを進めることに決めました。建物の設計をA社、内装デザインをB社、外構デザインをC社に依頼して、全体の取りまとめを穴吹工務店が行う体制です。新潟は北前船の寄港地として発展した歴史があることから、設計のコンセプトを「船」に設定。街並みに馴染みながらも、新たなランドマークとなるデザインを目指しました。

開発D.Y

近くにある新潟日報のビルも船をコンセプトにしているので、周りとの親和性にも配慮したデザインになったと思います。

設計W.S

設計部門だけで進めると独りよがりになりかねないため、開発・営業・施工の各部門からもたくさんの意見をいただきました。

施工A.N

施工しやすい設計かどうかで建設コストや工期が変わってくるので、そのあたりはしっかり意見を出しました。

販売H.K

営業としてはアピールポイントを明確にできる仕様についてアイデアを出すと同時に、お客さまの思いを代弁する立場であることも意識しました。

設計W.S

設計職として、お客さまの想いを落とし込むことができる自社一貫体制は本当にやりがいがありました。もちろんすべての要望を落とし込むことはできませんが、どうにか最適な形で設計に落とし込めるように努力しました。施工の後半、ひと月の半分は現場の事務所に常駐させていただき、図面だけでは伝わらない細部の納まりや設計意図まで含めて実現させました。

CHAPTER 03

施工について

前例のない仕様、
前例のない規模の建物を形にする

施工部門は、過去最大規模のマンション建設を成功させるために200名を超える協力業者さまをまとめ上げました。これまでの経験と自社一貫体制のチームワークにより、これまで以上の品質を追求しました。

施工A.N

30年のキャリアを持つ私も、この規模は初めての経験。施工に関わる人間も大人数になり、ピーク時には200〜250名もの協力業者さまが現場に入っていました。施工に関して一番大変だったのは、その取りまとめですね。職長、現場監督との密なコミュニケーションで意思疎通を図り、現場を統率しました。

施工T.A

穴吹工務店の現場監督が、常時14〜16名現場にいて協力業者さまを束ねていました。私は、これだけの人数が動く現場で大切なのは、責任の範囲を明確にすることだと学ぶことができました。誰がなにをどこまで担当するのか明確にする。あいまいな部分を残しておくとトラブルの原因になります。

施工A.N

「ザ・サーパス」は、間取りや設備の変更など自由度が高いことも特徴になっていました。その要望に応えることも苦心した点です。工期やコストを考えながら、どうやって要望に応えていくか。営業部門や設計部門と連携して実現可能な方法を模索しました。

販売H.K

上質なマンションを希望される方は、自分なりのこだわりを持っている方が多くなります。そのために、営業面ではより柔軟な対応が求められました。施工部門には負担をかけましたが、おかげでお客さまには心から満足していただくことができました。

施工T.A

私は共用部を初めて担当しましたが、今までで一番思い入れのある仕事になりました。2層吹き抜けの豪華なラウンジ、ゲストをもてなすためのキャビン、パーティーや集会に使える集会室など多くの設備を備えていますが、何もない空間から豪華なラウンジができていく過程は、本当に感動の連続でした。

設計W.S

共用部の中でも2階のミラーガラスを採用した手すりは、建物の外観にも大きな影響を与える象徴的なデザインです。この手すりの納まりや見え方には、A.Nさんをはじめ施工部門と何度も議論を重ねて細部までこだわりました。

施工T.A

W.Sさんがおしゃっていたように、後半はかなりの時間、事務所に常駐してくれました。複雑なデザインを仕上げていく中で、設計担当が事務所にいてくれる心強さは計り知れませんでした。

CHAPTER 04

販売について

建物が持つ話題性を生かして、
ブランドの価値を伝える

営業部門は、完成した物件の価値をお客さまに伝え、ブランドイメージを市場に浸透させる役割を担いました。フラッグシップとなる物件だからこそ、これまでとは戦略が異なるアプローチが求められました。

販売H.K

この物件は「ザ・サーパス」のフラッグシップという位置づけから、従来のチラシなどによるマス広告は控え、Webや紹介を中心とした戦略に切り替えました。土地を取得した時点でニュースになるほど注目されていましたから、建物自体が「広告塔」になります。その話題性を生かし、ブランド価値をしっかり伝えることに集中しました。

販売S.O

私は、新卒採用で入社して初めて担当させてもらったのが「ザ・サーパスタワー新潟万代シテイ」でした。ほかの物件と比較することはできませんが、営業の先輩たちが部署の垣根を越えて連携する姿を間近で見て、「自社一貫体制の強さ」を実感することができました。

販売H.K

営業を進める中で施工部門や設計部門との連携が欠かせませんでしたね。お客さまからはいろいろな要望がありましたが、それは物件に対する期待とも受け取れます。本気で期待してくれているから、私たちも本気で応えていきました。

販売S.O

私が学んだのは、価格を提示して販売するのではなく、物件の価値を伝えて納得していただく営業の姿勢です。

販売H.K

そうですね。設計のこだわりや共用部の豊かさ、立地の素晴らしさといった物件の価値を丁寧に伝えることを心がけました。お客さまに納得していただくための準備が、これまで以上に重要だったと実感しています。

販売S.O

この物件を通して、初めてお客さまとの契約を担当することもできました。先輩にフォローしてもらうことが多かったにも関わらず、お客さまからは担当として信頼していただけたので、どんな質問にも自信をもって答えられるように必死に勉強しました。引き渡し時にお客さまから直接「ありがとう」と言われた時の喜びは、今でも忘れられません。

販売H.K

不動産業界ではパンフレットやCGの方が実物より良く見える「パンフ負け」を目にすることがありますが、この物件は全く逆。お客さまをご案内したときに「実物のほうが素晴らしい」との感想を何度もいただきました。特に共用部の存在感は、営業活動において大きな武器となりました。

CHAPTER 05

プロジェクトまとめ

6年越しの一大プロジェクトを
成功に導いて

それぞれの立場で新しい価値の創造に挑んだ7名が、このプロジェクトに関わって感じたこと、完成した「ザ・サーパスタワー新潟万代シテイ」への思いなどを語り合いました。

販売S.O

営業、設計、施工の先輩方が連携する姿を間近で見て、多くのことを学ぶことができました。大変なこともありましたが、それ以上に楽しかったというのが本音です。今後も、このような大きなプロジェクトに関わりたいです。

開発S.O

新潟が地元なので、誰もが知る万代エリアへの思いはひとしおです。休日に万代エリアを歩いている時に、素晴らしいマンションが建っている姿を見て、プロジェクトの一員であることに誇りを感じました。

施工T.A

初めてメインで担当した共用部の出来栄えが素晴らしく、完成した時にその迫力に圧倒されました。どの物件も完成したときには達成感がありますが、今までとは違う感動がありました。本当にこの物件に関われてよかったです。

施工A.N

現場では目の前の仕事に集中していて建物の姿がどうとか考える余裕がなかったのですが、建物の完成後、少し離れた場所から眺めたときに「ああ、いい建物になったな」と、心の奥から一気に感動がこみ上げてきました。

販売H.K

さまざまな要望をいただく物件でしたが、あるお客さまへの引き渡しの際に「完璧でした。ありがとう」との言葉をいただきました。完璧のひとことの中には、多くの意味が含まれていたと思います。深く心に残る言葉になりました。

開発D.Y

思い起こせば、私は最初から「かっこいいマンションを建てたい」という思いがありました。土地取得から約6年かけて、ようやく完成した建物を見た時に、素直に「かっこいい」と思えました。それが嬉しかったし、非常に大きな達成感がありました。

設計W.S

建物が完成に近づき、足場が上から解体されてだんだんと建物の姿が現れてきたときに、思い描いたデザインが形になったことを実感しました。いくつもの「初めて」に挑戦するプロジェクトでしたが、これまでの苦労がすべて報われたような晴れやかな気持ちになりました。

※上記の内容はすべて取材当時(2025年5月)の情報になりますのでご了承ください。

GALLERY

ザ・サーパスタワー新潟万代シテイ

所在地:新潟県新潟市

竣工:2025年3月

構造・規模:鉄筋コンクリート造
 20階建 329戸

ザ・サーパスタワー新潟万代シテイの内観
ザ・サーパスタワー新潟万代シテイの内観
ザ・サーパスタワー新潟万代シテイの内観
ザ・サーパスタワー新潟万代シテイの内観
ザ・サーパスタワー新潟万代シテイの内観
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