HISTORY 穴吹工務店の歴史
黎明期
事業の原点
1945年(昭和20年)、穴吹工務店を立ち上げた穴吹夏次が太平洋戦争から復員して故郷の高松に降り立つと、目の前には焼け野原が広がっていました。家業が大工であったことから、人の暮らしに欠かせない衣食住の一つ「住」を提供することで、町の再建に貢献しようと奮起したことが事業の原点です。

戦後間もない頃の高松市中央通り
黎明期
建売住宅の販売
戦後の地方都市では、住宅といえば注文住宅が常識で、土地付きで完成した家を売る建売住宅は珍しい存在でした。その中で、短期間で住宅を提供できることを重視し、建売住宅に絞って提供したところ、住宅不足のニーズと一致。家を求めて建築現場に人が集まってくるほどの人気となり、県内の有力な工務店として力をつけていきました。

旧資材置き場
黎明期
株式会社穴吹工務店のスタート
1956年(昭和31年)から鉄筋コンクリート建築分野に進出。1958年に大型プロジェクト「四国貯蓄信用組合本店ビル」の建築に成功し、その実力を知られるようになりました。さらなる飛躍のため、1961年(昭和36年)に法人改組して「株式会社穴吹工務店」を設立。資本金1,000万円、社員数41名で新しいスタートを切りました。

旧本社ビル
成長期
西日本の穴吹工務店へ
1965年(昭和40年)より県外進出を開始。四国、関西、中国に拠点を開設して西日本の有力企業となります。ところが、1973年(昭和48年)のオイルショックにより初めて売上高がダウン。それでも、これを機に経費削減と工事の合理化を進め、九州にも拠点を設立するなど会社の歩みを止めませんでした。

広島営業所開設
成長期
自社分譲マンション開発
穴吹工務店の最大の転機となったのはマンション建設への参入です。70年代後半よりマンション工事を請け負うようになり、住宅ニーズが変化する兆しを察知。施工から販売まで自社で一貫して行うことを追求したマンション「サーパス・シリーズ」を立ち上げました。そして1978年(昭和53年)に第1号となる「サーパス小笹」(福岡市)が竣工しました。

サーパス小笹(福岡市)
成長期
売上高1000億円、マンション1000棟達成
マンション事業により穴吹工務店は全国企業に躍進しました。仕事を貰う姿勢ではなく、自ら作っていく精神で土地の取得も行うようになり自社開発・自社施工・自社販売、現在の自社一貫体制の礎を築いていくことで、高品質な住まいと暮らしを創造し、1996年(平成8年)に売上高1000億円、2006年(平成18年)に1000棟竣工を達成しました。

1,000棟目 サーパスつくば研究学園
成長期
新サービスを続々投入
2013年6月より、インターネットを中心とする暮らしに合わせて「サーパス」に新サービスを続々と投入しました。まず、マンションに無線LANを設置し、インターネットサービス端末として専用のタブレットを各住戸に設置。さらに、マンション共用部分のオートロックと宅配BOXに顔認証を組み合わせた日本初の先進セキュリティサービス“F-ace”(フェイス)を導入。2018年に「グッドデザイン賞」を受賞しました。
※オートロックと宅配ボックスに顔認証技術を組み合わせたセキュリティサービスは、事業主として日本発です(2017年10月:フルタイムシステム調べ)

変革期
オリックスグループの一員へ
2019年1月、穴吹工務店はオリックスグループ※の一員となりました。地方中核都市を主体とする穴吹工務店のマンション「サーパス」と、三大都市圏を中心とする大京のマンション「ザ・ライオンズ」が不動産セグメントにおいて新築住宅を供給する重要なポジションを担っています。また、オリックスグループの多角的な事業推進力や、全国に広がる営業ネットワーク、ノウハウを生かして、新たな不動産価値の創造に取り組んでいます。
※2013年にライオンズマンションを供給する大京が穴吹工務店の全株式を取得し、2019年にはオリックスが大京の株式を取得。(穴吹工務店もオリックスグループ入り)

成長期