土木の施工管理から建築の世界に飛び込む
土木の施工管理として働いていたT.Hが、建築の施工管理として穴吹工務店に転職したのには、偶然の出会いがあった。前職の現場で道路工事を担当していたときのことだ。道路工事は、1日に15m程度しか進まない。しかも、車を通すために、朝掘り返したら夕方には元に戻さなければならない。そんな単調な作業中、沿線道路の横の敷地で、穴吹工務店がマンションの施工をしているのを目にしたのだ。
土木の施工管理として働いていたT.Hが、建築の施工管理として穴吹工務店に転職したのには、偶然の出会いがあった。前職の現場で道路工事を担当していたときのことだ。道路工事は、1日に15m程度しか進まない。しかも、車を通すために、朝掘り返したら夕方には元に戻さなければならない。そんな単調な作業中、沿線道路の横の敷地で、穴吹工務店がマンションの施工をしているのを目にしたのだ。
「当時、私たちのやっていた道路工事では、始まりと終わりの光景が同じでした。ところが、私の見た穴吹工務店のマンションの施工では、日ごとにその姿を変え、大きなマンションが立ち現れてくるのです」
作業の進捗が日々見え、投入される人数もスケールもまったく違う。ここで働けば大きな達成感を得られるに違いない。穴吹工務店で建築をやってみようと決心した瞬間だった。
T.Hから見ると、穴吹工務店の先輩たちは全員が頼もしいエキスパートに思えると言う。たとえば、わからないことがあったときに聞けば、先輩たちは誰でも答えてくれる。そして、一定のアドバイスを得た後でも、この人の方がもっと詳しいから、より詳しく聞きたかったら訪ねていくようにと言ってくれる。
「建物をつくるという点では、基本的には自分の仕事場から見える光景も一緒のはずです。ところが、私が見ている光景、そこから得られる情報の質と量がまるっきり違うのです。先輩についていき勉強を重ね、穴吹工務店で経験を積んでいけば、同じようになれる。同じ光景を見ることができるようになる」
それは、T.Hにとって刺激的で、穴吹工務店だからこそ得られる最高の体験でもあると言う。
女性で施工管理をするのは大変なのではないかと不安に思っている人も多いかもしれない。しかし、T.Hの場合は違う。
「現場では女性は目立つということもありますけど、その分名前を覚えてもらえるのが早いという利点があります。また、男性陣が気を使ってくれるので、重たいものは持ってくれたりもします。もちろん、私としてはそうしたことに甘え過ぎてはいけないと思っています。計測機器など自分が持って行かなければならないものは、基本的には自分で持って歩きますし、寧ろ他の人のこともお手伝いできたらという気持ちでいます。」
目指すところは、現場の人や職人さんから質問されてもすぐにその場で答えることができる先輩のようになること。目標になるそうした多くの先輩がそばにいることは穴吹工務店の魅力の一つだ。