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西日本エリア初の高層階、
西日本鉄道と穴吹工務店が共同で手掛ける初のJVで獲得したもの

福岡市中心部からほど近い便利な立地と、商業施設や公共機関、そして緑豊かな自然環境に恵まれた千早エリア。急激な都市開発が進行するこの魅力的な場所に誕生した『ザ・サンズ千早』は、西日本鉄道と穴吹工務店が初めて共同で手掛けることになった注目の大型物件だ。これまで穴吹工務店が西日本エリアであまり手掛けていなかった高層階マンション、そして初のJVという条件を見事に乗り越え、この大型プロジェクトを成功に導いたプロジェクトメンバーたちの軌跡を追った。

JVを通じてシナジーを生み出す
注目の立地で新ブランドを立ち上げる

福岡県福岡市東区は、県内で最も人口が多い行政区である。なかでも、ここ千早は、西鉄貝塚線とJRが交差するターミナルを擁し、博多駅へのアクセスが便利ということで、多くのビジネスマン、公務員が好んで住宅を購入する人気の場所となっている。この千早駅前と言う抜群の立地において、2012年、3月、穴吹工務店と西日本鉄道の共同事業が産声を上げた。 都市開発が急激に進む西鉄「千早」駅前。一等地ともいえる土地の入札情報が入ってきたときに、“ここは取得すべきだろう”と田上の気持ちは沸き立った。ところが福岡東区といえば、決して穴吹工務店が得意としているエリアではない。あまりにも情報が不足している…。田上の投げかけに経営陣も心を動かされる。東区に強いデベロッパー、しかもエリアで圧倒的なネームバリューを有する鉄道会社と組むことで、新たなシナジーを生もうという決断が行われた。田上はすぐに動いた。「各社担当との交渉を進め、穴吹工務店にとって初となるJV契約をまとめ上げると同時に、周辺の入札情報や土地価格の調査を進めました」。そして無事入札を乗り切り、かつてない規模の大型プロジェクトが発進したのだった。 「これまでも売主が他にいて、弊社が工事を請負うケースはありましたが、『ザ・サンズ』という新たなブランドを立ち上げて臨む完全なる共同事業というのは、前例のないことでした」とマンション販売担当の篠原は語る。 『The Sun’S(ザ・サンズ)』の名称は、西日本鉄道と穴吹工務店の分譲マンションシリーズ「SUNRIANT(サンリヤン)」と「SURPASS(サーパス)」の頭文字Sを採り、多くの家族が暮らすマンションに相応しい、太陽(Sun)の恵みに満ちた明るい毎日を提供したいという想いを込めて決定した。 「同じマンション事業を手掛ける会社であっても、それぞれに販売手法や設計、施工に対する考え方が違います。他社のノウハウを目の当たりにできて、それらを互いに吸収できるチャンスだと感じていました」。

用地取得の後、設計段階において、先ずは2社の共同作業がシナジーを生んでいく。 「今後も発展し続ける千早駅周辺の街並みを、住まう人々と共に見守っていきたい」。その想いを形にすることからイメージを描いたと語るのは設計の黒田だ。外観は翼を広げたウイング=飛躍を意識したファザードとし、目の前に広がる美しい並木広場に面した立地を活かし、ホテルライクな優雅なエントランス、敷地内にはアメニティスペースを設置。入居者の方や並木広場を行き交う人々が笑顔で語り合う姿をイメージした設計プランを心掛けたという。 「通常であれば、“サーパス”という既存ブランドのスキームに則って設計を進めていけばよかったのですが、そこに共同事業のパートナー企業の基準を融合させていく。両社の良いところをバランスよく取り入れていくことで、新たな発見がありました」。 やがて、パートナーである西日本鉄道と穴吹工務店の間でJVが正式に発足し、メンバーが配備される。現場の所長を任されたのは、工事課の山口だ。そして、穴吹工務店からは3名、西日本鉄道からは1名の、計5名によって新たなチームが構成された。 「JVとしては初めてでしたが、西日本鉄道とは過去に仕事を御一緒した経験がありました。その案件が評価されたため、今回のJVが実現したのであろうと、そんな風に受け止めていました」と山口。そうとなれば最低でも、過去の物件以上の評価を受けなくてはならない。 「完成した物件のクオリティはもちろん、さらに工程ひとつひとつについても、パートナー企業が満足するものにしていかなくてはと考えたのです」。 山口は、過去の現場担当者だけでなく、多くの関係者から情報を収集。様々な角度から検証を加えていった。