穴吹工務店PROJECT CASE 現場は、経験と思いを伝承していく場所

マンションの建設現場には、規模の大小に関わらず、様々の工程があり、多くの人間が関わっていく。自らは勿論、彼らの“想い”を集約し、同じ方向へと歩みを進めるのが現場所長や、それをサポートする次席の役割だ。穴吹工務店の社員が理想を追い続ける姿をリポートしてみた。

地元協力会社との
強力な連携の中でスムーズな
工程進行とクオリティを確保

「サーパス平和公園」は、広島市の中心部、平和公園から徒歩5分という便利な立地にあり、スタイリッシュかつ重厚感あるデザインが特徴的な物件だ。これまで多くの郊外物件を手掛けてきた桒原は、身の引き締まる思いでこのプロジェクトに臨んだ。それは彼が初めて所長として、現場を任されることとなったからだ。
「都心部ということで、隣の建物とは至近の距離にありましたし、敷地面積も郊外に比べて狭い。いつも以上に、周辺住民に対する配慮が必要でした」。

しかし、桒原には心強いバックアップがあった。それは、穴吹工務店が中心になって推進する地元の施工会社との協力関係である。ここ広島だけでなく、全国に地元密着型の強固なネットワークが存在している。
「弊社と協力会社の関係はもちろん、地元の協力会社同士の横の繋がりも深く、安心して仕事をお任せできる。前後の工程で別の施工会社が入っても、互いに連携ができているので、工程間の調整もスムーズですし、工事のクオリティも当然アップします。弊社も協力会社も、時間のロスがなく仕事を進めることができるので、お互いにメリットを感じています」。

入社7年目にして初めて、現場所長の右腕といえる次席として、本プロジェクトに関わることになった三好も、現場で陣頭指揮を執る立場だからこそ、協力会社との信頼関係を実感。それこそが、穴吹工務店の強みのひとつであるという。
「全国的に建設需要が高まる中、特に年末に入ってからは、どこの現場も職人不足問題に悩まされていると聞きます。しかし進行中のサーパス物件に関しては、協力会社さんのおかげで、大幅な工程の遅れもなく順調に進行しています」。

三好としても、大切な協力会社、あるいは現場で活躍する職工たちとのコミュニケーションを重視し、より良い関係作りに努めている。
「こちらが仕事をお願いしている立場ではありますが、経験豊富な職工さんをリスペクトし、共に現場を進めていくよう心掛けています」。

理想を追い求め、
目的を共有するために
“想い”を正しく伝えていく

入社以来、山陰、山陽地方で展開する数多くの現場を経験してきた桒原であったが、一つとして同じものはなかったと振り返る。
「案件毎にプロジェクトのメンバーも違いますし、地域によって協力会社も異なる。弊社の基準はありますが、地域によって若干のやり方の違いもありますし、その現場にあった工法というものがそれぞれに存在しています。ですから、今回成功したからと言って、必ずしも次の現場でそれが通用するとは限らないのです」。
だからこそ、どれだけの数の現場を経験していくか、そこで何を得ていくのかが重要になっているという。
「当然、理想はあります。その理想に最大限に近づけるために、これまでの経験を踏まえ、常に改善、工夫を現場に投影していく。しかし、それも一人ではできません。形にしたい理想を、プロジェクトのメンバーや協力会社、現場の職工さんたちと共有することが、現場責任者の最も重要な役割であると自覚しています。自分の思いを正しく相手に伝えていかなければ、相手は何も解らないですし、同じ方向を向くことができません」。

想いを伝えていくことの重要性は、三好も強く意識するところだ。
「現場の職人さんには勿論のこと、例えば、次の現場で後輩と一緒になったとしたら、今回の現場で体験したことをきちんと伝えていきたい。だからこそ、今、ひとつひとつの工程に真摯に向き合い、理解を深めているところです」。
桒原もまた、三好の話に言葉を繋いでいく。
「私もこれまで、多くの先輩や上司からアドバイスをいただいてきましたし、今回、現場責任者を任されることを知った時点でも、多くの教えをもらいました。私も前回の現場までは、三好と同じ立場だったわけですから、今だからこそ伝えておくべきことがあると実感しています」。

全国展開している穴吹工務店のそれぞれの現場では、こうして理想を追い求める人から人へと、経験と想いが確実に伝承されている。

Interviewer Profile

桒原 大輔Daisuke Kuwabara
広島支店 工事課 係長
1998年入社

三好 直Ataru Miyoshi
広島支店 工事課
2007年入社

PAGE TOP